『戦後日本の文化運動と歴史叙述―地域のなかの国民的歴史学運動―』の発刊と『学校で地域を紡ぐ―「北白川こども風土記」から―』の2刷を記念して、オンライン・トークイベント
を開催します。
YouTubeライブで配信しますので、どなたでも参加いただけます。お楽しみに。
登壇者(五十音順):
菊地暁(京都大・民俗学)
黒岩康博(天理大・日本近代史)
佐藤守弘(同志社大・視覚文化論)
須永哲思(天理大・教育史)
高田雅士(一橋大・日本近代史)
村上忠喜(京都産業大・民俗学)
2022年6月20日(月)19時より1時間30分程度。
高田雅士著『戦後日本の文化運動と歴史叙述―地域のなかの国民的歴史学運動―』(以下「本書」)は、京都府南山城地域を中心に、地域に生きる人びとの側から、戦後の「国民的歴史学運動」の具体的なありようを、地域に残された資料や聞き取りを駆使して明らかにしたものです。
その問題意識は、2018年に小さ子社より出版した論集『学校で地域を紡ぐ―「北白川こども風土記」から―』(2022年に2刷)とクロスオーバーするところも多いところから、論集編者のひとり菊地暁さんにより、本イベントが企画されました。
本書で示された《地域の歴史を紡ぐ》という歴史実践をめぐって、論集メンバーや同じ問題関心を持つ論者たちが、様々に議論を交わします。
サムネイル写真:本書挿図より
古文書を読む武野脩二(奥)と中津川敬朗(手前)、1952年頃、浜田博生氏より提供