名主・文書・由緒・争論書影

名主・文書・由緒・争論

京都近郊山国地域の中世・近世

  • 坂田聡 編
  • A5判・並製本 390頁
  • 定価:本体4,500円(税別)
  • 在庫あり
  • 初版発行年月:2024年11月30日
  • ISBN:9784909782250

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1995年から続けられている、山国荘調査団(代表坂田聡)による丹波国山国地域(現在の京都市右京区京北の山国・黒田地区一帯)の古文書の調査・研究の成果をとりまとめた論集。調査団の論集としては三冊目にあたり、その集大成にあたる。

山国地域は、中世文書と近世文書、さらには近代文書までもが、土豪クラスの荘官家のみならず、一般の有力百姓家の家文書として連続して残存しているという、他地域に類例を見ない地域である。
山国荘調査団はこれまで、文書調査を踏まえて、在地社会に残された中世文書と近世文書をトータルに把握した上で、特定の中世文書や近世文書がいかなる理由で伝来したかを明らかにしてきた。

今回の論集では、名主(みょうしゅ)という語を基軸に据えた上で、「由緒関係文書」をめぐる問題、さらには、境界地域をめぐる外部勢力との争論の問題等、関連する諸問題を有機的に結び付けて考察し、有力百姓らの歴史意識の形成過程に迫る。

※書影(表紙カバー)使用図版
延宝2年(1674)裁許絵図写(山国神社文書)
享和元年(1801)大杣方宮座座席定法幷座配帳(山国神社文書)
永正14年(1517)後柏原天皇口宣案(江口喜代志家文書)
永禄6年(1563)高倉永相日下判三箇条吉書(上黒田春日神社文書)

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